こんにちは、きよコング(@Kiyokong_)です
これからローソンアゴヒゲトカゲを飼育する方のために必要な基本的なステップを詳しく解説します。
適切なケージの選び方から温度管理、必要な材料をご紹介していきます。
[ローソンアゴヒゲトカゲとは?]
ローソンアゴヒゲトカゲ、英語名ランキンスドラゴンはオーストラリア固有種でフトアゴヒゲトカゲに外見がよく似ていますが体長は成体で約30cmくらいまでと一回りアゴヒゲトカゲよりも小さいです。
寿命は約10年と言われています。
wikipediaでも詳しい情報が少ないですがとても可愛らしくておとなしい性格なので初心者でも飼いやすいです。
飼育に必要な材料一覧
1.ケージ 飼育ケース 2.照明 3.紫外線灯 4.水皿 5.餌皿 6.温湿度計 7.床材 8.シェルター+バスキングスポット 9.パネルヒーター
ケージ 飼育ケース
体長の倍くらいの大きさがあると十分です。
成体で30cmくらいなので60cm前後のものをおすすめします。
我が家は爬虫類専門のお店のスタッフと相談した結果、45cm×45cmのものを購入しました。
その大きさでも今のところ快適そうです。
照明
ケース内の温度は日中30℃前後、夜は25℃前後が適温です。
爬虫類は変温動物なので、バスキングスポット(日向ぼっこができる場所)で体温調整が必要です。
スポットの下にバスキングストーンを置くことで爬虫類のお腹(内臓)を温めることによって消化を促進し
便秘予防やその他の内臓の病気を予防してくれますのでとても重要です。
クリップライトでケージの上で固定しレフ球を当てます。
我が家は60wでしたがバスキングストーンの温度が上がりすぎていたのでワット数を下げて50wに変更しました。
紫外線灯
昼行性の爬虫類は太陽光(紫外線)を浴びて体の中でビタミンを生成し、血や骨、甲羅を形成します。
そこで太陽光の代わりに紫外線灯が必要となります。
先ほどの2の照明バスキングライトと紫外線灯が一緒になった水銀灯ですと配線がスッキリとします。
紫外線灯とバスキングライト別々に設置するときは紫外線灯カバーもあると人にとって眩しさ軽減で快適です。
※紫外線ライトはUVAとUVB2種類あります。
UVA・・脱皮・食欲・生殖機能を促進
UVB・・ビタミンD3生成・カルシウム吸収
水皿
水皿は市販のお皿やタッパーなどでも大丈夫です。飼育ケージのサイズに合わせて用意してください。
爬虫類用のお皿もあります。
餌皿
ローソンアゴヒゲトカゲは雑食で昆虫類、小型の哺乳類、野菜、果物や人工餌を食べます。
カットした野菜や果物、人口餌を入れる小皿を用意しましょう。
温度湿度計
体温調節は食欲促進や消化以外にも、睡眠と起床のサイクル調整やウィルス感染・寄生虫・脱皮など健康面にも幅広く影響します。
そのため飼育ケージ内は適した温度に保つ必要があります。
ホットスポット表面部は42~45℃、低温部は25~30℃。夜間は21~24℃が適温です。
湿度に関してもさまざまな病気の原因となるケースになりますので湿度管理も重要となります。
日中は30~40%、夜間は40~60%に調整しましょう。
特に湿度が上がる梅雨から夏の時期と乾燥する冬季は注意しましょう。
体温やバスキングスポットの表面温度を計測するサーモチェッカーもあると安心です。
床材
床材に関しては色々な種類が販売されています。
幼体のうちはコオロギなどを捕食する際に床材を誤飲する可能性もあります。それが原因で腸閉塞を起こしてしまったら大変です。
誤飲を防ぐためにも床材選びもしっかりしましょう。
幼体のうちはペットシーツや新聞紙がおすすめです。冬場は乾燥しやすくなりますので霧吹きなどで湿度調整しましょう。
もともとがオーストラリアの乾燥した地域に生息していますので乾燥しやすい床材を選びましょう。
ヤシ殻や腐葉土など保湿性の高いものは適しませんので水に濡れても乾きやすいものがオススメです。
成体になったらソイルやクルミサンドなどにするとインテリア性も高くなりますね。
ソイルは土を高圧で固めた球状の床材です。万が一誤飲しても体内で固められた球が崩れて排泄されます。
ただし大量に食べた場合は体内で詰まって死亡してしまうケースもありますので注意が必要です。
ソイルのメリットは消臭効果です。土にはバクテリアが付着していて、糞尿から出る嫌な臭い成分を分解してくれます。
バクテリアが足りない場合は、バクテリアが含まれたスプレーを床材に吹きかけて増やすこともできます。
クルミサンドは、クルミの殻を細かく砕いたものです。
クルミは天然素材なので、万が一フトアゴヒゲトカゲが床材を誤飲してしまったとしても心配が少ないです。
ただし、ソイルと同様に天然の植物素材だとしても大量に誤飲してしまうことがあれば危険性が高まります。
誤飲した時に体内に詰まりにくい粒の細かいものを選びましょう。
シェルター
バスキングスポット
バスキングスポット
2で説明したバスキングライトだけだと、体温を上げることは出来ても体内の内臓を温めるまでには至りません。
そのためバスキングライトの下に熱を保持できるバスキングストーンを設置してあげましょう。
お腹を温めることにより消化を促進し、便秘の予防やその他の内臓の病気の予防にもなります。
また、登ったり夜寝る時に隠れられるシェルターもオススメです。
パネルヒーター
冬の気温が下がった時にお腹を温めるのに効果的です。
大きさはケージの半分から1/3程度のものを選びましょう。
ケージの底からじんわりと温めてくれるので冬場も安心です。
今回はローソンアゴヒゲトカゲを飼育するのに必要な材料をご紹介しました。
快適な環境を作って飼育生活をエンジョイしましょう🎵